【はじめて甲子園を訪れる方へ】楽しみが倍増する甲子園基礎知識

甲子園基礎知識

こんにちは。

甲子園に住み続けること30年の樹莉(じゅり)です。

一度、東京で暮らしたものの、故郷 甲子園の住み心地の良さが忘れられず出戻ってきました(笑)

大好きな故郷 甲子園の魅力を30年も住んでいるからわかる私の視点で皆さんにお届けしてまいります。

と言う訳で

記念すべき第一回目の今回は「甲子園ってどこ?」と言う方のために甲子園の場所や歴史、全国的に知られている阪神甲子園球場についての情報をお伝えします。

この情報を知っているだけで、甲子園の見方が変わるはずです。

これからこのブログでは、甲子園エリアをお散歩する際に役立つ情報を盛り沢山でお伝えしていきます。その前に、ちょっと基礎知識を知っておいてくださいね。

甲子園ってどんなところ?

甲子園は兵庫県の南東部に位置する西宮市南東部に位置します。

大阪と神戸の丁度中間に当り、電車に乗ってしまうと大阪にも神戸にも20分程度で到着するとても便利な場所です。

ちなみに

近くを流れる武庫川を渡ると、ダウンタウンの出身地である尼崎市に入ります。

西宮市と尼崎市はお隣同士ですが、街の雰囲気や生活環境、文化も違っていて

西宮市民の率直な感想は「武庫川を越えると別世界」 尼崎市民に叱られるかも(汗)

阪神甲子園駅の外観。円形の屋根は野球ボールをモチーフにしている。

甲子園の歴史

田園地帯「鳴尾村」がリゾート地「甲子園」へ

現在の甲子園エリアは、以前は鳴尾村と呼ばれ、いちご畑が広がる長閑な田園地帯でした。

1920年代に阪神電気鉄道と大林組によってリゾート地、住宅地として開発され、今の甲子園エリアの原型になったようです。

1950年頃、少年だった私の父は夏になると甲子園海水浴場に出かけて、友人たちと一緒に海水浴を楽しんだり、磯遊びをしたものだと懐かしそうに語ります。

その後、甲子園浜は水質の悪化や埋め立てなどによって、一時は当時の面影をすっかり失ってしまったそうですが、今では水質も改善し、蟹や貝、海鳥などが多く生息する自然豊かな浜へと復活を遂げています。

また、私の幼い頃には、甲子園球場のすぐ隣に、遊園地と動物園が一体となった「阪神パーク」がありました。

阪神甲子園駅から阪神パークまでの数百メートルの歩道には、キリンや象、虎などの大きな白い像が並べられていて、阪神パークに到着する前からワクワクしたものです。

夏はプール、冬はスケートリンクが開設され、園内にはモノレールも走っていました。

当時でも珍しかったヒョウとライオンの子供のレオポンがいたのを覚えています。

阪神パークは2003年に惜しまれながら閉園してしまいましたが、甲子園周辺には元リゾート地だった痕跡がそこかしこに見られます。

今は住みやすい住宅地

甲子園は「西宮七園」と称される高級邸宅街の一つです。西宮七園は、甲子園、昭和園、甲風園、甲東園、甲陽園、苦楽園、香炉園の七つの「園」がつくエリアを指しますが、中でも甲子園はとても便利で住みやすい住宅街です。

瀬戸内に面した温暖な気候、比較的平坦な地形、大阪・神戸など大都市へのアクセスの良さ、学校や公園も多く、高齢者にとっても、若い世帯にとっても居心地の良い町です。

阪神甲子園球場

阪神甲子園球場。阪神戦がある時は、いつもトラキチで溢れかえる。

甲子園の名前の由来は干支にあり

今から100年ほど前1924年は干支で言う甲子(きのえね)の年でした。

この年に開設された大運動場こそが甲子園球場です。

これに伴い、球場周辺のエリアも甲子園と名付けられたそうです。

阪神タイガースの本拠地

1936年から阪神ターガースは甲子園球場を本拠地としています。正にトラキチたちが集う聖地。

甲子園球場の最大収容人数は47,757人で日本最大です。

阪神タイガースの本拠地ということで、甲子園球場は大阪にあると勘違いされる方も多いでようです。

今はコロナ禍で声出し応援はできませんが、以前は甲子園球場から1.5kmの我が家にもトラキチの応援の声が聞こえてきたものです。

テレビやラジオで試合中継を見ていなくても、甲子園球場から聞こえてくるファンの声だけで「今、誰かがヒット打ったな」とか「今は負けてるな」とか分かるくらいです。

また、甲子園エリアだけだと思うのですが

阪神ターガース仕様のローソンがあります。店内には通常商品と共にターガースグッズが売られているんですよ。

もちろん。我が家の近所のローソンもタイガース仕様です。

ターガース仕様のローソン。タイガースグッズも販売されている。

高校野球の聖地

甲子園球場と言えば高校野球の聖地でもありますね。

私も幼い頃から高校野球が大好きで、高校野球開催期間中は、当時は無料で入れた外野席に朝から晩まで入り浸っていました。時にはアルプススタンドの応援団に紛れ込んだり(あっ。これは絶対にやっちゃぁダメですからね)

少しずつ貯めたお小遣いで、甲子園名物のカレーライスを食べるのも楽しみの一つでした

当時は大きなお鍋で、おばちゃんが手作りしていて、球場内にあったいくつかのお店毎に、少しずつ味が違っていたりして

「あそこのお店の味が好き」だとか「あそこのお店のおばちゃんは、ちょっと多めにルーをかけてくれる」とか

野球以外の楽しみもたくさんあって、本当に毎日行っても飽きないんです。

今では甲子園名物のカレーライスもレトルトになり、お土産としても人気のアイテムとなっています。

甲子園球場の周辺には、高校野球ファンならワクワクするような仕掛けもいっぱいあって、それを巡るのも本当に楽しいですよ。

これは、また機会を見てご紹介しますね。

まとめ

  1. 甲子園は兵庫県西宮市のエリア
  2. 1924年の甲子の年に開設した大運動場が甲子園の名前の由来
  3. 農村からリゾート地へと変貌。今では住みやすい住宅地
  4. 甲子園の象徴と言えば阪神甲子園球場
  5. 阪神ターガースの本拠地であり、高校野球の聖地でもある

今日は甲子園を初めて訪れる方のために、甲子園がどんなところなのかについて書いてみました。

少し甲子園に興味をお持ちいただけたでしょうか?

これからも、甲子園の魅力をどんどんお伝えしていきますので、楽しみにしてくださいね。

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