お散歩のブログを書くようになってから「お散歩とウォーキングは何が違うの?」と尋ねられることが増えてきました。
walkingを直訳すれば「歩く」「散歩」ですから、お散歩とウォーキングは同じだと考える方もいますし、実は明確な定義がある訳ではありません。
ですが、今現在、一般的に使用されている意味合いからすると、お散歩とウォーキングは全くの別物として使い分けられています。
では、お散歩とウォーキングとは何が違うのでしょうか?気になりませんか?
これからウォーキングを始めたいと考えている方は、この違いを知ることが、ウォーキングを楽しく長く続けるために役立つことでしょう。
そこで、今回のブログでは
- 散歩とウォーキングの違い
- 散歩をおすすめする理由
- ウォーキングに挑戦してみた。苦戦の原因5つ
このような内容でお伝えします。
「お散歩とウォーキング。どちらが良いの?」「お散歩から卒業してウォーキングを始めたい」と思っている方々にお役に立てる情報です。
最後まで楽しんでくださいね。
散歩とウォーキングの違い
散歩とウォーキングの違いについて、表にまとめてみました。
表からも分かるように、散歩とウォーキングの最も大きな相違点は目的です。
散歩の主目的は、外の新鮮な空気を吸ったり、草花を愛でたりしながら「楽しむこと」であり、その結果としてストレス解消や体力の維持などが期待されるものです。
一方、ウォーキングは体力の向上や健康数値の改善などを主目的としていてるため「少しキツイな」と感じる程度の歩行速度を基本としなければ、期待する効果が得られません。
目的が異なるため、目標とするものや歩くスピードなどにも違いがあります。
散歩とウォーキングの違いについて明確にご理解いただけましたか?
散歩をおすすめする理由
このブログでは甲子園エリアのお散歩コースや、お散歩の楽しみ方について、お役に立てる情報をお伝えしています。
では、何故、ウォーキングではなくお散歩なのでしょうか?
楽しく続ける習慣が大事
これからお散歩やウォーキングを始めようとする人にとって、最も難しいのは「歩く」ことを習慣化するということです。
お散歩やウォーキングを始めたものの、長続きしなかったという人も多いのではないでしょうか?
お散歩にしても、ウォーキングにしても長く続けるからこそ意味があるものです。
つまり、あなたの日常生活の中で、歯磨きをしたりご飯を食べたりすることと同じように「当たり前のこと」とすることが大切です。
何事もいやいやでは続けることはできません。
できる限り苦しくなく、楽しいことから始めることで「歩く」ことが習慣化されます。
お散歩はウォーキングに比べ、運動強度が高くないので苦しい要素が少なく、また、ゆったりとリラックスしすることで、歩くことの楽しみを見つけられやすいのでおすすめです。
思い立ったら直ぐに始められる
お散歩は思い立ったら直ぐに始められる手軽さもおすすめするポイントです。
ウォーキングやジョギングなどは、トレーニングの要素があるため、適切なウエアやシューズを準備したり、正しい知識を学びそれに基づいたフォームを身につけたり、スピードや歩幅なども気をつけなくてはなりません。
一方、お散歩であれば、動きやすい普段着や靴で始められますし、最初は歩くスピードや歩幅などは全く気にすることはありません。
お仕事や家事の合間で、ほんの少し時間を見つけて歩く。それだけで良いのです。
カラダへの負担が少なく誰でもできる
日頃、運動不足だと感じている人がウォーキングを始めると、「キツイ」と感じるかもしれませんし、筋肉痛や関節痛にも悩まされるかもしれません。
「早足で歩くだけ」と言っても、やはり運動不足の人がいきなりウォーキングを始めるのをおすすめすることはできません。
お散歩であれば、運動不足の人でも、あまり体力に自信が無い人でも、カラダへの負担を心配すること無く始めることができます。
ウォーキングにチャレンジしたい人も、もしも運動不足を自覚されているのであれば、お散歩から始めることをおすすめします。
ウォーキングに挑戦してみた。苦戦の原因5つ。
実は私も以前、いきなりウォーキングにチャレンジしたことがあります。
その頃は、少しずつ増えていく体重が気になり始め、血液検査では悪玉コレステロール値が高いとドクターから忠告を受けていたタイミングでもありました。
「これは何とかしなければ」と思い立ち、ジョギングを始めようと考えたのですが、長年の節制不足もあり、「まずはウォーキングから」と始めたのでした。
ですが…
結果は1ヶ月も経たない内に断念。
苦戦の主な原因は5つありました。
ここで、その5つについてお伝えしますので、あなたがウォーキングを長く楽しむためのヒントにしてみてください。
筋肉痛と関節痛に悩まされる
実は、私はウォーキングを舐めていました。
「早足で歩くだけでしょ」と思っていたのですが、やってみると意外にキツイ。
これが不摂生が続いた私のウォーキングに対する第一印象でした。
ですが、自分の体調を考えると頑張らなければならない…
ウォーキングについての知識を何も調べず、無理してやった結果、全身の筋肉痛と膝と足首の関節痛に悩まされるという結果となってしまいました。
カラダに痛いところがあると、モティベーションは急速に落ちていきます。
ウォーキングウエア・シューズに着替えなくてはならない
ジョギングが趣味だという私の友人に、筋肉痛・関節痛になったことを話してみると「ウエアとシューズを変えると良い」とアドバイスを受けました。
早速、友人がおすすめしてくれたウエアとシューズを購入し、再びウォーキングへのモティベーションが上がったのですが、それも一瞬で下がることになります。
私は「わざわざ着替えなくてはならない」という現実につまづきました…
頑張らないと続けられない
いつの間にか、ウォーキングは私にとっては辛いものになってしまっていました。
「着替えるのが面倒でも、カラダのどこかが痛くても、頑張らなければ体重は落ちないし、悪玉コレステロール値も改善されない。」
そう考えて頑張ってはみるものの、私の場合は意思が弱く、頑張り続けることができませんでした。
もしも、頑張り続けることができていたら、辛いばかりでは無く、体重や悪玉コレステロール値などが目標数値に近づいていくことを「楽しみ」にすることができたはずです。
正しい知識と方法が必要
ウォーキングは中強度の有酸素運動ですから、これは立派なトレーニングです。
カラダへの負荷をかける訳ですから、正しいフォームや呼吸法、歩き終えた後のクールダウンの方法など、しっかりとした知識を持ち、その通りに自分のカラダを動かすことが重要です。
「早足で歩くだけ」だと考えて、正しい知識も無く始めてしまうとカラダのトラブルを引き起こします。
私の経験のように、健康のためにやっていることが逆効果になってしまうリスクがあるのです。
お散歩とは楽しみ方が違う
お散歩は楽しむことが大きな目的の一つですが、ウォーキングはトレーニングですからカラダへの負荷がかかり、キツイことが前提となります。
「このキツイことを乗り越えた先にある楽しみ」をしっかりと見据えていなければ、ウォーキングを楽しむことはできません。
ウォーキングやジョギング、ランニングなど辛いことを続けることができる人の共通点は、「何のために、いま、キツイ思いをしているのか」が明確にわかっていることです。
私の場合は、「体重を落としたい。悪玉コレステロール値を改善したい。そのために頑張る」という思いが弱すぎました。
お散歩を卒業する方法
このように、私のウォーキングデビューは苦いものでした。
ですが、ここで発想を転換してウォーキングよりも楽なお散歩に着目し、もう5年以上も毎日のお散歩を楽しむまでになりました。
私にとっては既に歩くことが習慣になっていますし、いつの間にか歩くスピードもウォーキングレベルに達しています。
それでも、ほとんど筋肉痛や関節痛はありませんし、お散歩に出かけることを辛いと感じることもありません。
つまり、お散歩を極めれば、いつでもお散歩を卒業してウォーキングにチャレンジできるということです。
私はトレーニングとしてストイックにウォーキングをするより、寄り道をしたり、綺麗なお花を見つけたら立ち止まったりして、楽しみながら歩くのが好きなので、今のままウォーキングスピードでのお散歩を続けようと考えています。
まとめ
- 散歩は楽しむことを目的とした趣味・娯楽
- ウォーキングは体力向上や健康数値の改善などを目的としたトレーニング
- ウォーキングを始める前に正しい知識を身につけ体現することが重要
- どちらも習慣化し、続けることに意味がある
- 具体的な目標を持ち、達成感を楽しむことがモティベーションにつながる
いかがでしたか?
お散歩をおすすめする理由、何の準備も無くいきなりウォーキングにチャレンジしてはいけない理由がご理解いただけましたか?
これからウォーキングを始めようと考えているあなたに、失敗しないためのヒントとして役立てていただければ嬉しいです。